はじめに|きれいにしてから売ったほうが高く売れる?
「家を売るなら、リフォームしてからのほうが高く売れますよね?」
不動産売却を検討している方から、このようなご相談をいただくことがあります。
確かに、室内がきれいな住宅は、購入希望者に良い印象を与えやすくなります。
しかし、実は売却前のリフォームが必ずしも高値売却につながるわけではありません。
場合によっては、リフォームにかけた費用を売却価格で回収できず、結果的に手元に残るお金が減ってしまうこともあります。
今回は、町田市専門の不動産会社「町田不動産」が、売却前のリフォームについて分かりやすく解説します。
1.リフォーム費用を売却価格に上乗せできるとは限らない
例えば、築20年の中古戸建てを売却するとします。
室内の印象を良くするために、キッチン・浴室・トイレ・クロスなどをリフォームし、合計300万円をかけたとしましょう。
この場合、300万円高く売れるのであれば、工事費用を回収できる計算になります。
しかし、実際にはそう簡単ではありません。
不動産価格は、土地の広さ・立地・築年数・建物の状態・周辺の成約事例など、さまざまな要素から判断されるためです。
例えば、次のようなケースを考えてみましょう。
| 項目 | リフォームなし | リフォームあり |
|---|---|---|
| 売却価格 | 3,500万円 | 3,650万円 |
| リフォーム費用 | 0円 | 300万円 |
| 工事費控除後 | 3,500万円 | 3,350万円 |