不動産の売却を検討して査定を依頼したところ、不動産会社から「今が売り時ですよ!」「これから価格が下がるかもしれません」と言われた経験はありませんか?
大切な不動産だからこそ、できるだけ高く売りたい。しかし、本当に今売却するべきなのか、もう少し待った方がよいのか、判断に迷う方も多いと思います。
実際、不動産会社から「今が売り時」と言われると、「本当にそうなの?」「契約を取りたいだけでは?」と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。
今回は、町田市を中心に不動産売買をお手伝いしている株式会社町田不動産が、不動産の売り時について解説します。
1.不動産会社が「今が売り時」と言う理由とは?
結論から申し上げると、「今が売り時」という言葉が必ずしも間違っているわけではありません。
実際に、市場の状況や物件の条件によっては、早めに売却した方が有利になるケースもあります。
ただし、注意していただきたいのは、不動産会社も営業活動を行っているということです。
不動産会社は、売主様から売却の依頼を受け、買主様との売買契約が成立することで仲介手数料を得るビジネスです。
そのため、売却の依頼を獲得したいという営業上の事情から「今が売り時」と説明する会社が存在する可能性も否定できません。
もちろん、多くの不動産会社は市場動向を踏まえて提案していると思います。
重要なのは、その言葉だけで判断するのではなく、なぜ今が売り時なのか、具体的な根拠を確認することです。
2.不動産価格が上がっているから売り時とは限らない
不動産の売却を考える際、ニュースなどで不動産価格の上昇が取り上げられると「今なら高く売れるのでは?」と期待される方もいらっしゃるでしょう。
しかし、不動産価格は全国一律で動くわけではありません。
例えば、同じ町田市内でも、町田駅徒歩圏のマンションと、駅からバスを利用する住宅地の戸建てでは、購入希望者の層が異なります。
さらに、同じ地域でも次のような条件で売却価格は変わります。
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最寄り駅までの距離
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築年数や建物の状態
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土地の形状や前面道路の幅員
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駐車スペースの有無
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周辺で販売されている競合物件
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購入希望者の需要
つまり、全国的に不動産価格が上昇していたとしても、ご所有の不動産が同じように値上がりしているとは限りません。
反対に、市場全体が落ち着いていても、特定の地域や条件のよい物件には購入希望者が集まることもあります。
不動産の売り時を考える際には、全国ニュースだけではなく、ご所有の不動産がある地域の市場を確認することが大切です。
3.「もう少し待てば高く売れる」は本当?
売却を検討している方から、よくいただくご質問の一つが「もう少し待った方が高く売れますか?」というものです。
これについては、正確に予測することは難しいというのが実情です。
不動産価格には、住宅ローン金利、景気、人口動向、新築住宅の供給状況など、さまざまな要因が影響します。
例えば、住宅ローン金利が上昇すると、同じ借入金額でも購入者の毎月の返済額は増加します。
その結果、購入予算を見直す方が増え、不動産市場に影響する可能性があります。
一方で、住宅の供給が少ない地域では、購入希望者の需要が価格を支えることも考えられます。
つまり、「来年は必ず下がる」「あと2年待てば高くなる」と断言することはできません。
将来の価格を予測することは重要ですが、その予測だけで売却時期を決めてしまうのはおすすめできません。
4.実は「今売った方がいい人」と「急がなくていい人」がいる
不動産の売り時は、市場だけで決まるものではありません。
売主様ご自身の状況も、非常に重要な判断材料になります。
今の売却を検討した方がよいケース
例えば、次のような方です。
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住み替え先の購入を予定している
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相続した不動産を使用する予定がない
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空き家の維持管理が負担になっている
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建物の老朽化が進んでいる
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希望する売却価格で購入希望者が見込める
特に空き家の場合、所有しているだけでも固定資産税や維持管理費などが発生します。
また、建物の老朽化が進めば修繕が必要になる可能性もあります。
売却価格だけでなく、保有し続けるコストも踏まえて判断することが大切です。
急いで売却する必要がないケース
一方で、次のようなケースでは、無理に売却を進める必要はないと考えています。
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現在の住まいに不満がない
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売却する具体的な理由がない
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希望価格と市場価格に大きな差がある
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家族間で売却について話し合いができていない
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将来的に賃貸や自己利用する可能性がある