町田市の人口はどう増えてきた?ベッドタウンとして発展した歴史

2026.09.03

  • blog

現在では約43万人が暮らす町田市。

町田駅周辺には大型商業施設が集まり、その周辺には住宅街が広がっています。

今では東京都を代表する郊外都市のひとつですが、昔から現在のような街だったわけではありません。

実は町田市が誕生した1958年(昭和33年)の人口は、わずか約6万人。

そこから高度経済成長とともに人口が急増し、現在の町田市が形成されていきました。

今回は、町田市がどのように現在の約43万人の街へ発展してきたのか、その歴史を振り返ってみます。

町田市が誕生したのは1958年

現在の町田市が誕生したのは、1958年(昭和33年)2月1日です。

それまでの

・町田町
・鶴川村
・忠生村
・堺村

の1町3村が合併し、東京都で9番目の市として町田市が誕生しました。

市制施行当時の人口は60,957人

現在の人口から考えると、かなり小さな街だったことが分かります。

当時の町田には農村地帯も多く、現在のように住宅が立ち並ぶ街とは大きく異なる風景が広がっていました。

高度経済成長とともに町田の人口が急増

町田市が大きく変わり始めたのが、1960年代です。

高度経済成長によって東京へ人口が集中し、都心周辺では大量の住宅が必要になりました。

そこで、都心へ通勤できる郊外の住宅地として注目された街のひとつが町田です。

町田市では大規模な団地の建設や宅地開発、土地区画整理などが進められました。

特に1960年代後半から1970年代前半にかけて、人口は急激に増加していきます。

まさにこの時期に、**「東京のベッドタウン・町田」**の基礎が作られたといえます。

10年間で人口は約2倍に

人口の変化を見ると、町田市の成長の速さがよく分かります。

1958年、市制施行時の人口は60,957人でした。

それが1968年(昭和43年)には134,082人

わずか10年間で、人口は2倍以上になりました。

さらに1978年(昭和53年)には271,329人

1958年から20年間で、約6万人だった人口が27万人を超えています。

そして1988年(昭和63年)には335,549人となりました。

町田市が現在のような大きな住宅都市になったのは、比較的新しい歴史なのです。

鶴川団地・山崎団地など大規模団地が誕生

町田市の人口増加を支えたもののひとつが、大規模な住宅団地です。

代表的なのが、

鶴川団地や山崎団地などの大規模団地。

現在でも町田市内を車で走っていると、多くの団地を見ることができます。

これらは、東京への人口集中によって増えた住宅需要を受け入れる重要な役割を担いました。

さらに、成瀬やつくし野などでは区画整理をはじめとした宅地開発が進み、新しい住宅地が形成されていきました。

今では当たり前に存在している町田市の住宅街も、こうした昭和の大規模な街づくりによって生まれた場所が多くあります。

なぜ町田はベッドタウンとして発展した?

町田市が住宅都市として大きく発展した理由のひとつが、立地と交通です。

町田市は東京都の南端に位置し、神奈川県側へ突き出すような形をしています。

そして現在、市内には

・小田急小田原線
・JR横浜線
・東急田園都市線
・京王相模原線

が通っています。

町田駅では小田急線とJR横浜線が交差し、東京都心方面だけでなく横浜方面にもアクセスできます。

「東京都内でありながら、都心と横浜の両方へアクセスしやすい」

という町田ならではの立地も、住宅地として発展した理由のひとつでしょう。

住宅だけではなく「商業の街」へ

人口が増えれば、当然そこで暮らす人たちの買い物や生活を支える施設も必要になります。

その中で町田駅周辺には商業施設や店舗が集まり、町田は単なる住宅都市ではなく、周辺地域からも人が集まる商業都市へと発展していきました。

現在の町田駅周辺を歩くと、

「本当にここは郊外のベッドタウンなの?」

と思うほど、多くのお店や人で賑わっています。

一方、駅から少し離れれば閑静な住宅街があり、さらに北部には小野路や小山田など、昔の町田を感じられる自然豊かな地域も残っています。

商業地・住宅地・自然が比較的近い距離に共存している。

これも現在の町田市の特徴です。

約6万人だった町田市は、現在約43万人の街に

1958年に60,957人でスタートした町田市。

2026年8月1日現在の人口は431,584人です。

約70年で人口は7倍以上になりました。

もともと農村地帯が広がっていた町田が、高度経済成長期の宅地開発によって東京のベッドタウンとなり、さらに商業都市としても成長してきた。

現在私たちが見ている町田の街並みは、こうした歴史の積み重ねによって作られています。

不動産から見ると、町田の歴史はもっと面白い

町田市で不動産を扱っていると、

「なぜこのエリアには団地が多いのか」

「なぜここには昔ながらの住宅街があるのか」

「なぜ成瀬やつくし野は整った街並みなのか」

など、現在の不動産や街並みと町田の歴史がつながっていることに気付きます。

家を探すときは、駅からの距離や価格、間取りだけを見ることが多いと思います。

しかし、その街がどのように生まれ、どのように発展してきたのかを知ってから歩いてみると、いつもの町田が少し違って見えるかもしれません。

町田不動産では、町田市の不動産情報だけでなく、町田の街や歴史、各エリアの特徴についても発信していきます。

町田に長く住んでいる方にも、これから町田で暮らそうと考えている方にも、町田をもっと知っていただければ嬉しいです。