売却中に「他社から買いたい人がいる」と連絡が来たらどうする?

2026.09.11

  • blog

不動産を売りに出していると、突然ほかの不動産会社から、

「このエリアで探しているお客様がいます」
「御社の物件を購入したいという方がいます」
「一度、弊社のお客様をご案内させてもらえませんか?」

といった連絡が入ることがあります。

特に売却活動が長くなっていると、

「今お願いしている不動産会社ではなく、そっちに任せた方が売れるのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、ここで慌てて不動産会社を変更する必要はありません。

今回は、不動産売却中に他社から「買いたい人がいる」と連絡が来た場合、どう対応すればいいのかを解説します。

まず確認したいのは「媒介契約」

不動産会社に売却を依頼するときには、一般的に「媒介契約」を締結します。

媒介契約には、

・一般媒介契約
・専任媒介契約
・専属専任媒介契約

があります。

どの媒介契約を締結しているかによって、他社から連絡が来た場合の考え方も変わってきます。

特に「専任媒介」や「専属専任媒介」で売却をお願いしている場合、

「他社から買いたい人がいると言われたから、そちらにも売却をお願いしよう」

と自己判断で進めるのではなく、まず現在売却を依頼している不動産会社へ相談しましょう。

実は「他社のお客様」でも購入できます

ここは、不動産売却で勘違いされやすいポイントです。

例えば、A不動産に専任媒介で自宅の売却を依頼しているとします。

そこへB不動産から、

「この物件を見たいお客様がいます」

と連絡が来たとします。

この場合でも、基本的にはA不動産を通してB不動産のお客様に物件を紹介することができます。

つまり、

「A不動産に売却を任せている=A不動産のお客様にしか売れない」

ということではありません。

不動産会社同士で物件情報を共有し、他社が抱えている購入希望者へ紹介する仕組みがあります。

そのため、本当に購入を検討しているお客様がいるのであれば、現在の売却窓口を通して話を進められるケースが一般的です。

「買いたい人がいます」は本当?

注意したいのがここです。

もちろん、本当に購入希望者がいるケースもあります。

一方で、

「このマンションを探しているお客様がいます」
「すぐに購入できるお客様がいます」

という言葉が、売却依頼を獲得するための営業トークとして使われることもあります。

そのため、

「買いたい人がいるなら、不動産会社を変更しないと!」

と急いで判断する必要はありません。

例えば、

「現在〇〇不動産に専任媒介でお願いしています。購入希望のお客様がいらっしゃるのであれば、そちらを通してご紹介いただけますか?」

と伝えてみるのも一つです。

本当に具体的な購入希望者がいるのであれば、不動産会社同士で話を進められる可能性があります。

他社から直接連絡が来たら、現在の担当者へ相談

売主様として一番シンプルなのは、

「他社からこういう連絡が来たのですが、お客様を紹介してもらうことはできますか?」

と現在の担当者へ伝えることです。

売却を依頼している不動産会社が、他社からのお客様紹介をきちんと受け入れているのであれば、大きな問題はありません。

むしろ大切なのは、

「どこの不動産会社がお客様を見つけたか」ではなく、「購入したい人にきちんと物件情報が届いているか」

です。

売主様の目的は、不動産会社を選ぶことそのものではなく、良い条件で不動産を売却することだからです。

逆に注意したい「囲い込み」

一方で、売却を依頼している不動産会社が他社からの問い合わせや内見希望を正当な理由なく断ってしまうようなケースには注意が必要です。

いわゆる「囲い込み」と呼ばれる問題です。

売主側・買主側の両方を自社で仲介できれば、不動産会社は双方から仲介手数料を受け取れる場合があります。

そのため、自社のお客様を優先して、他社からの購入希望者を紹介しないようなことがあれば、売主様にとって販売機会を失う可能性があります。

「他社から購入希望者がいると言われたのに、なぜか案内につながらない」

そんな場合には、一度担当者へ状況を確認してみてもいいでしょう。

不動産会社を変更した方がいいケースもある?

他社から連絡が来たという理由だけで、すぐに変更する必要はありません。

ただし、

売却活動についてほとんど報告がない、問い合わせ状況が分からない、他社からの紹介を受け付けているのか不透明、販売戦略について説明がない——。

こうした状態が続いているのであれば、媒介契約の更新時期などに不動産会社の変更を検討することはあります。

大切なのは「買いたい人がいる」という一言だけで判断するのではなく、現在の販売活動全体を見て判断することです。

まとめ|他社から連絡が来ても、まずは現在の担当者へ

不動産売却中に、

「購入したいお客様がいます」

と他社から連絡が来ると、売主様としては気になると思います。

しかし、本当に購入希望者がいるのであれば、現在売却を依頼している不動産会社を通して紹介してもらえるケースがあります。

まずは、

「現在ほかの会社に売却をお願いしていますが、そちらを通してお客様をご紹介いただけますか?」

と確認してみましょう。

また、現在の不動産会社が他社からの購入希望者をきちんと受け入れているか確認することも大切です。

町田不動産では、町田市の不動産売却について、まだ売却するか決まっていない段階からでもご相談いただけます。

「現在他社で売却中だけど、この販売方法で大丈夫?」
「数ヶ月売りに出しているけれど、なかなか売れない」
「媒介契約の更新をするか迷っている」

といったご相談もお気軽にお問い合わせください。

町田市の不動産事情を踏まえながら、現在の販売状況について一緒に整理させていただきます。